2017.05.19 14:18つるつるシリーズカラスの濡れ羽黒シリーズが、最近の作品になっていることはすでに紹介しました。しかし、未来的過ぎると表現したつるつる/ピカピカシリーズも決して棄ててしまったわけではなく作っております。最近作を下に掲載します。 上の二つはすでに売れてしまいました。一番下の品は、汐見坂 道の駅にて展示販売しています。
2017.05.18 09:21胎土について焼き物は、釉薬と素地(きじ)でできている。釉薬に対してボディーをなす粘土の部分である。 焼成前の粘土(素地)を坯土(はいど)ともいう。 これは、原粘土を精製・水分調整して轆轤(ろくろ)を引くばかりの状態にした物である。 ほとんど同じ意味で、胎土と言うこともある。 粘土ありきで焼き物が生まれるので、胎土とは、いかにも土に対する慈しみが込められた言い方とも言える。私が使う胎土は、静岡県浜名湖の西にある湖西市から掘り出した湖西土を使っている。かつて、湖西市商工会から依頼されて分析調査した時に、この土が天目にもってこいの胎土であることがわかった。 1300℃以上の温度に耐えて轆轤が引ける胎土は、ほとんど市販されていない。 もし信楽の土を1300℃で焼いたら、ブ...
2017.05.17 16:10最近のお気に入り緑色になるのは、どうも銅のせいのようだ。銅を入れているわけではないが、どこからか銅が入ってくる。 どうよ! しかし、緑色も結構最近気に入ってきた。5/13の作品もこれを再現しようとしたがこれには及ばない。 今は販売できない一品です。
2017.05.14 13:51裏の輝きHOMEページの表題にした写真は今年の正月に出た作品で、なかなか同じような物ができあがらない。 全く同一の茶碗を下に示した写真で見ると、空色の集団の間に紺色の輝きがあるのがわかります。表題の写真では見逃してしまいそうな紺色紋がくっきり見えます。 光の当て方(傾け方)により、この紺色紋が見え隠れします。たぶんこういう2段構えの仕掛けは国宝には無かったと思います。私の耀変(最近の作品)の特徴でもあります。
2017.05.13 15:035月13日の作品緑色と褐色(濃い金色)が入った耀変で、たまに出てくることがある。 青、紺色が広がる耀変を期待していた時は、これは失敗作と決めつけていたが、よくよく見ていると、なんだか味があって面白い。国宝のイメージでなければいけないという固定観念が判断を狂わせる。もし、これが桃山時代のものであれば、これも国宝になっていたのかな~・・なんて想像したりする。 国宝を超える耀変を目標とする限り、国宝のイメージからはずれた耀変の風合いも記録にとどめたい。
2017.05.06 00:53平成29年5月5日作品同じ調子の耀変天目を作る事はかなり難しい。 時々の作品を操作データと共に記録しておくことが大切になる。 耀変の輝きの発現はかなり微妙なのです。 今日の輝きをここにとどめておきます。